AIハードの流行は、いま中国から来ている。
中国の若者が使うSNS「小红书(RED)」では、AIメガネやAIレコーダーの開封・レビュー投稿があふれています。2026年の中国の大型セール「618」では、天猫でAIメガネの売上が前年の約10倍、スマートリングは約4倍、AIボイスレコーダーも大きく伸びました。CityBoy では、そこで話題になったもののうち日本で正式に買えるものだけを選び、日本で先に売れている定番と並べて用途ごとに整理しました。価格は2026年10月時点の目安です。
01 — 録る「会議でメモを取らない」レコーダー
中国では「打工人(会社員)の効率アイテム」として一番売れたジャンル。録音して、文字起こしして、要約まで作ります。元祖の Plaud はカード型と、服に留める NotePin S。日本では Anker の Soundcore Work(クリップで留める10gのマイク)も買えます。どれも、たくさん使うとサブスクが必要になる点は中国でもよく指摘されています。
02 — 見るAIメガネは「撮る派」と「映す派」
中国ではAIメガネが国の補助金の対象になり、一気に日用品になりました。選び方は二つ。カメラで撮るなら、日本では Ray-Ban Meta(Gen 2)。レンズに字幕や翻訳を映すなら、中国で人気の Rokid が日本でも買えます。小红书では「第一視点でVlogが撮れる」「同時通訳の字幕が出る」投稿が人気の一方、「二か月で使わなくなった」という声も多い。毎日かけるメガネとして使えるかが分かれ目です。
03 — 測る指輪で睡眠と体調を知る
スマートリングも中国で急に伸びたジャンルです。月額なしで使える RingConn は、中国発のブランドで日本でも手に入る。アプリの完成度なら Oura Ring 5 ですが、会員費がかかります。
04 — 癒す「AI版のぬいぐるみ」という新ジャンル
小红书らしい流行がこれ。話しかけると反応し、少しずつ性格が育つAIペットです。手のひらサイズの Fuzozo は中国で30万個売れ、日本のクラウドファンディングでも8,000万円以上集めました。机の上に置く lopeto(ロペット)も日本で買えます。男子向けとは言い切れないけれど、一人暮らしの部屋に一つあると会話が生まれる、という声は分かります。
05 — 撮る・聞くカメラとイヤホンも、AIで変わった
中国でもVlogカメラの定番は DJI Osmo Pocket 4。AIが顔を追いかけ、片手で手ブレのない動画が撮れます。イヤホンなら AirPods Pro 3 のライブ翻訳が日本語にも対応しました。
| 用途 | モデル | 中国で話題 | 日本の目安価格 |
|---|---|---|---|
| 録る | Plaud NotePin S | ◎ | 約2.9万円 |
| 録る | Anker Soundcore Work | ○ | 約2.5万円 |
| 見る(映す) | Rokid スマートAIグラス | ◎ | 約11万円 |
| 見る(撮る) | Ray-Ban Meta(Gen 2) | — | 7.4万円〜 |
| 測る | RingConn Gen 2 Air | ○ | 約3.5万円 |
| 癒す | Fuzozo | ◎ | 約2万円〜(予定) |
| 撮る | DJI Osmo Pocket 4 | ◎ | 7.8万円〜 |
COLUMN日本ではまだ買えない、中国のヒット
- Alibaba の Quark(夸克)AIメガネ:中国のAIメガネ市場でシェアトップ級。音声で質問、翻訳、支払いまで。
- DingTalk(钉钉)A1:スマホの背面に貼るカード型レコーダー。中国の各ECでレコーダー部門1位に。
- Xiaomi AIメガネ:約4万円相当の価格で「Ray-Ban Meta の代わり」として話題に。ただし発売後の失速も早かった。
どれも日本では正式には売られていません(2026年10月時点)。上陸したら、CityBoy で取り上げます。
CityBoy の結論
中国のSNSで流行るAIハードは、だいたい1年以内に日本にも来ます。最初の一台なら、元が取りやすいのはAIレコーダー。毎日身に着けたいならメガネか指輪。そして、二か月後も使っていそうか、を必ず自分に聞いてから買ってください。







