スマホがあれば全部できる。そう思われていたのに、若い世代はわざわざ「別の道具」を買い始めている。
いちばん分かりやすいのがカメラです。CIPA によると、2025年のコンパクトデジカメの出荷は約240万台で前年より約30%増えて、2年続けて増加。BCN の売上ランキングでは、2万円前後の Kodak のコンデジが1位を争っています。数字から、いま20代が手に取っているものを見ていきます。
01 — 写る「エモい」写りのコンデジとチェキ
きれいすぎるスマホの写真より、少し白飛びしてノイズがある写りが「いい」とされている。レトロな見た目の Kodak PIXPRO C1 や、2000年代の中古コンデジが人気なのはそのためです。チェキは instax mini Evo Cinema で動画も撮れるようになり、動画につながるQRコードを印刷できる。本気で撮りたい人には RICOH GR IV や FUJIFILM X100VI が売れています。
02 — 撮るVlog は、小さなジンバルと360度カメラで
旅行や日常を発信する人の定番は DJI Osmo Pocket。スノボや自転車では、あとから好きな画角を切り出せる360度カメラ(DJI Osmo 360 など)が選ばれています。
03 — 聴くイヤホンは、ほぼ毎日のもの
ある1万人調査では、ワイヤレスイヤホンを月1回以上使う人は10代で約74%、20代で約65%。BCN AWARD でもワイヤレスイヤホンの1位は Apple です。一方で、周りの音が聞こえる Shokz のような耳をふさがないタイプも、街歩きや運動用に広がっています。
04 — 持つスマホは iPhone 17、でも Nothing も
MMD研究所の2026年8月の調査では、10代・20代でいちばん使われている機種は iPhone 17。ただ、背面が光るデザインの Nothing Phone も日本での伸びが大きく、人と違うスマホを持ちたい層に選ばれています。
05 — 着ける・遊ぶ安いバンドと、Switch 2
スマートウォッチは国内で年に約360万台売れていて、入口は Apple Watch SE 3 や、1万円以下で買える Xiaomi Smart Band 10。遊びの定番は Nintendo Switch 2 です。
CityBoy の結論
スマホ一台で全部済ませる時代から、「好きな道具をもう一つ持つ」時代へ。高いものより、持ち歩いて楽しいもの。最初の一台なら、2万円のコンデジかチェキから始めてみてください。



